2010年1月30日土曜日

ベストポートフォリオ賞授賞式

ヨコハマフォトフェスティバルオープンポートフォリオレビューでのベストポートフォリオ賞授賞式を目黒にあるギャラリーコスモスで行った。

ベストポートフォリオ賞に選ばれた原久路さんは、テレビ関係のカメラマンを職業としている方だが、ご自分の写真作品を作りたい、という思いに突き動かされて作品をつくられているそうだ。

彼の作品は画家バルテュスへのオマージュシリーズ。バルテュスを好きな人が見たら、すぐハハーンと納得のいく作品である。一度見たらなかなか忘れられないバルテュスの絵画に登場する人物達の独特のポーズをそのまま日本の制服の男女のシーンに置き換えてしまった独特の作風の写真だ。

彼のように職業写真家ではないが、ポートフォリオを作って写真界に挑戦しようという人は海外には大勢いて、そういう人がポートフォリオレビューにも参加している。まさに日本にも同じような現象が現れているのだ、と感じた。


ちょうどギャラリーコスモスではプリンターの加藤法久さんひきいるSABADO の写真展を開催中で、原さんのポートフォリオを店主新山さんと一緒に見ていただいた。
原さんに贈呈されたのは、パリ、プラット社製のプレスティジプロボックス。ちょうど原さんがお使いになられていたのと同じ製品があり、もう一冊欲しいと思っていたところ、ということでうれしいプレゼントとなった。
コスモスインターナショナルではカンテルモ社製の豪華馬革ポートフォリオを始め各種高級ポートフォリオブックを今年からレンタルで貸し出すシステムも始める。購入すれば4万〜8万円もする高級ポートフォリオを短期間でもプレゼンテーションに使えることになれば若い人たちにはうれしいニュースとなるだろう。詳しくは2月20日発売のコマーシャルフォト誌をご覧ください。

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