2010年6月21日月曜日

PX3、海外のコンペについて

日本の写真家が海外市場をめざすなら、まずは海外のポートフォリオレビューに参加するのがてっとりばやい。それと同時に多数のコンペが海外には存在するので、コンペにまめに応募する事も必要になるだろう。

正直言って僕はコンペに応募するのは大の苦手である。写真に目覚めた頃にある日本のコンペでサム・ハスキンスをそっくりまねた作品が賞を取っていたのを見て、大のコンペ嫌いになってしまった。冗談じゃないよ、こんな写真が賞を取るんじゃ、賞なんてものはたかがしれている、と思い込んでしまった。 コンテストの審査員を見て、審査員の好みに合わせた作品を応募するなんて言う傾向も当然あるだろう。これも僕はあまり好きじゃない。

まあ、でもですね、しょせんは人間が人間を正しく評価するなんて事はできない相談だ。と割り切って応募していくしかないよね。

昨年から、なるべく海外のコンペには応募するようにしているのだが、アメリカはまずなかなかひっかからない。僕の場合はヨーロッパの方が少し歩がいいようだ。
昨年のPX3にHonorable Mention(入選)を2個とったのと、Lucca digital photo contestでのファイナリストがやっとこさ、だったが、今年のPX3では、FineArt/People 部門のSecond Placeをいただいた。

PX3は部門別が多いのでチャンスも多くなる。
まあ、よかったよかった。

アメリカのCenterの主催するコンペでは、各部門別に”あなたは第3回目のフィルターまで進み全体の7%まで残りました” なんて言うメールが送られてくる。応募ありがとう、今回は残念ながら選ばれませんでした、という素っ気ないメールよりは、次回がんばろうかな、という気にさせるではないか。 欧米ではものすごい量のコンペがあるので、それぞれ工夫して応募をたくさんもらえるように努力しているわけですね。

闇雲に応募していってもお金がかかるだけなので、審査員もよく吟味して自分にあいそうなコンペをみつけましょう。

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